健康な生活に欠かせない器官
のどには、大きく分けて「空気を運ぶ」「声を出す」「食べ物を飲み込む」「ウイルスや細菌の侵入を防ぐ」という大切な役割があります。のどの痛み、咳や痰、のどの異物感、声がかすれる、のどのつまり感・違和感、呼吸がぜいぜいするなどの症状が現れましたらご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群は、肥満やアルコールなどによって引き起こされます。また、鼻炎やアデノイド・扁桃の肥大も原因となります。睡眠時無呼吸症候群を放置すると、高血圧や脳卒中、心筋梗塞などの合併症を引き起こすリスクが高まります。睡眠時無呼吸症候群を疑われる場合は、専門医療機関を受診しましょう。
扁桃炎は、「喉の痛みが強い」という特徴を持つ病気です。喉の奥の左右にある口蓋扁桃にウイルスや細菌が感染して炎症を起こすことにより、高熱や喉の腫れ・赤み・痛みなどが現れます。幼児~学童期のお子さんの発症が多いですが、大人でも過労・ストレスなどで免疫力が落ちているときには、発症しやすくなります。
扁桃炎を繰り返し慢性化すると、薬で改善できなくなる場合があるため早めに相談しましょう。
咽頭炎は、のどの奥にある咽頭に炎症が起こり、のどの痛みや発熱などを引き起こす病気です。主な原因はウイルス感染ですが、細菌感染によっても発症します。咽頭は鼻や口から入った空気が直接触れるため、大人から子供まで幅広い年齢で発症する可能性のある病気です。
風邪や大声の出しすぎによって、声がれを引き起こすことがあります。発声を控え安静にすることで改善される場合は心配ありませんが、風邪などの症状がないのに声がれが起こっている場合は注意が必要です。
加齢により声帯が弱っている場合や、飲酒や喫煙が関係している喉頭がんの可能性があります。精神的なストレスが原因で、声が出にくくなったり、声がかすれたりする場合もあるため、原因を知ることがとても大切です。
口腔乾燥症は、口の中が乾燥する状態でドライマウスとも言います。この症状は、唾液の分泌が減少することによって引き起こされます。特定の病気や薬の副作用、ストレスなどさまざまな原因で起こります。長期化して症状が進行すると、痛みを伴い日常生活に支障をきたす場合もあります。
喉頭がんは、のどぼとけの近くにある喉頭に発生する頭頸部がんの一種です。喫煙と飲酒は喉頭がんの発生に関連するため、喫煙者や、お酒をたくさん飲まれる方は定期的な耳鼻咽喉科での診察をお勧めします。
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